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2009.09.29

平田オリザ・蓮行「コミュニケーション力を引き出す」

表現力やコミュニケーション能力に関する著書も多い平田オリザ氏と、中高生向けの演劇やコミュニケーション学習の指導も行っている劇団衛星主宰の蓮行(れんぎょう)氏が共著で新刊「コミュニケーション力を引き出す~演劇ワークショップのすすめ」(PHP新書)が発売となった。税込777円。

この本は、下記の目次からも明らかなように、単なる「演劇」や「コミュニケーション」の解説書ではない。ビジネス書の側面もあり、演劇の置かれた現在地をも解説している。深いです。

目次:
第1章:コミュニケーション力と演劇
第2章:K社を変えた劇的セミナー
第3章:仕事に役立つ演劇力
第4章:これが演劇ワークショップだ
第5章:海外における演劇教育
第6章:あなたにもできる演劇ワークショップ
終章:これからの演劇の役割

PHP新書「コミュニケーション力を引き出す~演劇ワークショップのすすめ」
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-77105-2

劇団衛星
http://www.eisei.info/

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2009.09.16

蜷川「ムサシ」、英米公演決定!

この春(3月)上演され、大きな話題となった舞台「ムサシ」がロンドンとニューヨークの劇場から相次いで招かれることとなった。これは大変なことだ。なんと言ってもこの舞台、日本のオリジナル戯曲なのですから。

「ムサシ」は井上ひさし作、蜷川幸雄演出で、人気若手実力俳優の藤原竜也と小栗旬が主演したことも話題となった。この二人が宮本武蔵と佐々木小次郎を演じた。

井上ひさしが書き下ろしたホンは、武蔵と小次郎の「巌流島の決闘」の6年後。復讐に燃える小次郎と、再戦に応じる武蔵の関係が軸。「9・11」を背景とした「復讐の連鎖」が描かれる。内容を知ったロンドンとニューヨークの劇場が招待を申し出た。日本語での上演となる。

近年、演劇はエンタテインメントの一ジャンルとして大きな成長を遂げている。藤原竜也と小栗旬のような人気俳優までもが舞台で活躍し注目されるようになっている。しかし、社会的なテーマや政治的な内容のものが注目されることは少ない。エンタテインメントやアートのジャンル内で話題となる場合がほとんどだ。今度のようにそのテーマが世界の関心を呼び、お披露目されることになるのは、作り手としては本望だろう。二大巨頭だけでなく、若手が後に続くことを期待したい。

ロンドン公演は来年5月、NY公演は7月、その間にさいたま市で再演される計画もある。また、DVDが9月16日に発売となる。

彩の国さいたま芸術劇場「ムサシ」
http://www.saf.or.jp/arthall/event/event_detail/2009/p0304.html

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鶴瓶のDVD「スジナシ」の豪華配役

鶴瓶の人気番組「スジナシ」がDVD化される。名古屋CBC局(TBS系)制作の番組で、バラエティ「スジナシ」は鶴瓶とゲストが即興で芝居を行う番組。決まっているのはスタジオに組まれた舞台セットだけ。鶴瓶とゲストは打ち合わせもなしで、互いの演じるキャラクターもわからぬまま、場の状況を把握しながら、探りあってストーリーを展開する。1998年放送開始で、東京でもこの4月からレギュラー化された。

「スジナシ」DVD第一弾は同時3巻リリース。各2940円(税込)。で、数多くの「対戦」の中から、今回収録されたのは・・・

1、阿部サダヲ、上野樹里、佐藤隆太、羽野晶紀
2、谷原章介、中尾明慶、八嶋智人、生瀬勝久
3、劇団ひとり、佐々木蔵之介、三谷幸喜、筧利夫

やはり、演劇人を中心に、人気・実力のある若手が選ばれた。ん・・・三谷!

「スジナシ」DVD
http://hicbc.com/tv/sujinashi/090902dvd/index.htm
CBC「スジナシ」
http://hicbc.com/tv/sujinashi/index.htm

今後、続々リリースが予定されている。

4、高橋克実、森光子、松尾貴史、竹中直人
5、平田満、宅間孝行、斉藤由貴、蛭子能収
6、藤村俊二、ラサール石井、吉川ひなの、山口智充

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2009.09.08

F/T09春の収支決算

総事業費4億円という「日本最大規模の演劇フェスティバル」はこの春開かれた「フェスティバル/トーキョー09 春」だ。10月からは「フェスティバル/トーキョー09 秋」の開催も決まっている。海外からの5団体7作品と、国内11作品が上演される。

さて、この「秋」開催の記者会見で、「春」の収支決算などが発表された。フェスティバル主催14公演の観客動員は1万5千、提携参加の5公演の動員は1万7千・・・。成功と言っていいもんかどうか・・・。

その収支が興味深い。収入の366,706,083円の内訳は、(財)東京都歴史文化財団負担金205,000,000円(56%)、文化庁助成金(請負契約金)100,000,000円(27%)、豊島区負担金10,000,000円(2.7%)、企業協賛金ほか8,500,000円(2.3%)、事業収入39,507,622円(10.8%)などなど。つまり、助成金が83%で、事業収入は1割ということ。助成金の比重が高すぎないかと・・・。

「助成金が頼りの演劇祭」というのはいずこも同じ。事業収入は、企画と営業努力で決まるものだが、「売れる企画」ばかりじゃ演劇祭の意味がなくなるのも事実。それにしても、助成金の額が死活問題、というのはあまりにも他力本願すぎないかと・・。さて、「秋」はどうでしょうか。動員度外視の面白企画が並んでいるのは確かなんだが・・。

フェスティバル/トーキョー09 秋
http://festival-tokyo.jp/

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文学座にもシニア向け講座

中高年を対象とした演劇クラスは増えているが、あの文学座にも「プラチナクラス」が登場した。40歳以上の中高年者向けの演劇講座。定員は25人。6ヶ月の実習を経て、来年3月に発表会を行う。

高齢者が対象、というと蜷川幸雄の「劇団」で「さいたまゴールド・シアター」が際立っている。なんせ「劇団」ですから、有料の公演を年2回ぐらい行っている。劇団員は外部の公演にも出演している。

その他、流山児★事務所や明治座などが中高年が対象のクラスを設け、活動中。各地にも高齢者劇団などが続々と誕生している。

文学座の「プラチナクラス」は「演劇体験」がメイン。劇団は「実践的な指導を通して、演劇の楽しさを体感してほしい」と話しているそうだ。受験料5千円。実習費(テキスト代・発表会経費)5万円。授業料24万円。劇団の養成所に比べれば格安だが。

文学座プラチナクラス
http://www.bungakuza.com/workshop/puratina.html

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2009.09.05

蜷川幸雄による若手育成劇団発足

蜷川幸雄といえば、平均年齢67歳という高齢者劇団「さいたまゴールド・シアター」のプロジェクトがあるが、このたび、「若手俳優育成」を目的とした劇団の旗揚げを行った。

蜷川幸雄が芸術監督を務める彩の国さいたま芸術劇場では、2006年に応募者1200人の中からオーディションで55歳以上限定劇団「さいたまゴールド・シアター」をスタートさせた。今年6月にはケラリーノ・サンドロヴィッチ作、蜷川幸雄演出で第三回公演を行っている。そんな中、今年の10月に上演する「真田風雲録」は、出演者を公募オーディションで選んだ。最終的に男性27名、女性17名の44名が合格し、その名も「さいたまネクスト・シアター」を旗揚げする。蜷川幸雄による「若手俳優育成プロジェクト」だ。今後も継続的に彩の国さいたま芸術劇場で新作を発表していく予定だという。

さいたまネクスト・シアター「真田風雲録」
http://www.saf.or.jp/arthall/event/event_detail/2009/p1015.html

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2009.09.03

きらり☆ふじみの新芸術監督決定

芸術監督を一般公募で決定する画期的な劇場である埼玉県富士見市市民文化会館「キラリ☆ふじみ」では、最初の一般公募監督・生田萬の今年度末の退任に伴い、新しい公募を行っていたが、全国各地からの26名の応募の中から、平成22年度からの新芸術監督に劇団東京デスロック主宰の多田淳之介氏が選ばれた。

生田萬氏は2006年の公募で選ばれた。ということは任期3年だったのか。てっきり半永久的にやるのかと思ってた(本人の意思で退任するのかと)。21年度末での退任。

多田淳之介氏が率いる東京デスロックは、キラリ☆ふじみがサポートし、キラリ☆ふじみを拠点として活動するキラリンク☆カンパニー3劇団のひとつに選ばれている。また多田淳之介氏は数年前にキラリ☆ふじみの劇場スタッフを勤めていた。

2006.9.16■キラリ☆ふじみ次期芸術監督に生田萬氏
http://mcri21.com/sp/news/60916.htm
2006.6.15■キラリ☆ふじみが芸術監督を一般公募
http://mcri21.com/sp/news/60615.htm
キラリ☆ふじみ
http://www.city.fujimi.saitama.jp/culture/
キラリンク☆カンパニー
http://www.city.fujimi.saitama.jp/culture/kirarinku/kirarinku.html

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2009.09.01

桂あやめ監督映画「あなたのためならどこまでも」

落語家桂あやめが監督する映画「あなたのためならどこまでも」は、月亭八光が主演で、落語協会の会長選挙を舞台にした物語。上方落語家が総出演する。9月6日に大阪・生國魂神社で開催される「彦八まつり」で「噺家ザ・ムービー大上映会」として公開される。

なお、今年の彦八まつりの実行委員長は桂あやめ!

ちなみに撮影は8月23日に開始!・・・間に合うのか?

彦八まつり(上方落語協会)
http://www.kamigatarakugo.jp/hikohachi.html
あやめの彦八まつりへの道!
http://09hikohati.okoshi-yasu.com/

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アクトリーグ「芸能プロダクション対抗トーナメント選手権」

チーム対抗で即興劇を演じて完成度を競い合う「アクトリーグ」が「芸能プロダクション対抗トーナメント選手権」を開催する。

アクトリーグは役者5名と監督1名でチームを構成し、台本・リハなしで3分間の即興劇を演じて競う。審査員や観客などの採点で優劣をつける。現在は、年間10戦を関東・関西で各4チーム対抗のリーグ戦を行っており、年末にそれぞれの優勝チームが対戦する「日本シリーズ」を行っている。

この「芸能プロダクション対抗トーナメント選手権」には以下の16チームが参加。トーナメント形式で優勝を決める。開催期間は9月10日(木)から13日(日)の4日間。会場はお台場・フジテレビ1Fマルチシアター。10/10(土)26:35~27:35にフジテレビにて放送されることが決定した。

参加プロダクション
・融合事務所
・藤プロダクション
・アミューズ
・ボーントゥラン
・ソニーミュージックアーティスツ
・サンズエンタテインメント
・ワタナベエンターテイメントカレッジ
・WILL
・ドルチェスター
・フリー(無所属)
・イエローキャブ
・太田プロダクション
・ホリエージェンシー
・サンミュージックブレーン
・アップフロントエージェンシー
・サードステージ

アクトリーグ「芸能プロダクション対抗トーナメント選手権」
http://act-jimukyoku.com/geinoutaikou/index.htm

2009.3.28■フジテレビでアクトリーグ特番放送
http://www.mcri21.com/sp/news09/90328.htm

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