2008.09.05

「演劇ライフ」に三つの新機能追加

リクルートが提供している演劇クチコミサイト「演劇ライフ」に新しい機能が加わった。機能的には一歩リードか・・・しかし、中身が・・・。大劇場中心の印象があるよね。それはそれでいいのかもしれないけど。

●レコメンド機能
ある公演をチェックている人が他にどんな公演をチェックしているかを公演ページに表示する。

●ファン一覧
公演・劇団・ひと・劇場において、どんなユーザーがお気に入りに追加しているかを閲覧できる。 

●コメント評価メール
自分が投稿したコメント/感想に対して、他のユーザーが参考になるボタンをクリックをした際に、どのコメント/感想が評価されたのか、どのユーザーが評価してくれたのか、メールが送信される。(コメント評価メールの受信設定をしたユーザーのみ)

レコメンド機能等をリリースしました
http://engekilife.com/blog/2008/09/post-45.html
演劇ライフ
http://engekilife.com/

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音響照明専門誌に阿佐スパの舞台収載

音響・照明専門誌の「サウンド&レコーディング・マガジン」の別冊「ステージ&ライティングの現場 volume02」に浜崎あゆみのコンサートや松任谷由実「シャングリラIII」と並んで阿佐ヶ谷スパイダースの舞台「失われた時間を求めて」が紹介されている。この別冊企画は第2弾で、第1弾(2007年12月発売)では蜷川幸雄の「エレンディラ」が米米クラブのコンサートと並んで紹介されていた。

照明プランやスタッフの声が聞ける機会は少ないので、貴重な資料と言えよう。仕込み図が目に触れる機会も少ない。いろいろ発見の多いものとなっている。

ステージ&ライティングの現場 volume02
照明、美術、音響プランナーが明かすステージの魅力

■仕様:A4変型判/152ページ
■価格:1,890円(本体1,800円+税)
■発売日:2008.08.26
■ISBN:9784845615896

内容
どうしてもパフォーマーに目が行きがちなステージの世界ですが、照明、美術、音響といったスタッフたちの華麗なテクニックなしでは何も表現することはできません。裏方と呼ばれもするスタッフたちの努力、汗、機転、作戦が、素晴らしい公演を生み出す原動力になっているのです。本誌ではそういったスタンスから、コンサート、演劇、パフォーマンスなど各ジャンルの第一線で活躍するスタッフやプランナーに取材を敢行! ステージの今を切り取っています。また、DMXなどの基礎講座や、今後の動向を占うTREND WATCHなど、読み物も充実。既にステージで活躍しているプロから、業界志望の方まで、ステージに興味があったら必読の内容です。

◎浜崎あゆみ「COUNTDOWN LIVE 2007-2008 Anniversary」
◎検証!「シャングリラIII」の照明プラン
◎ブルーマングループを“もっと”楽しむ6つのポイント
◎ライブ・ハウスの現在
◎阿佐ヶ谷スパイダース「失われた時間を求めて」
◎TREND WATCH 集約されるステージ演出の技術
◎初心者のための世界の展示会案内
◎ステージの仕事あれこれ 会社訪問(イルミカ、エンジニア・ライティング、ヒビノビジュアルDiv.)

ステージ&ライティングの現場 volume02
http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/onkyo_data/07217309.html

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「野田版歌舞伎」3作品収録して刊行

新潮社より8月12日に野田秀樹著の「野田版歌舞伎」が発刊となった。劇作家・演出家の野田秀樹が歌舞伎に挑戦した舞台の3戯曲が収録されている。話題を集めた「野田版・研辰の討たれ」「野田版・鼠小僧」に加え、8月に上演した最新公演「野田版・愛陀姫」も緊急収録されている。舞台写真も多数収録されているという。

野田秀樹/著「野田版歌舞伎」
ISBN  :  978-4-10-340515-3
発売日  :  2008/08/12
1,995円(税込)

新潮社「野田版歌舞伎」
http://www.shinchosha.co.jp/book/340515/

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2008.08.29

深浦加奈子さんが亡くなりました

テレビでは名脇役として活躍している女優・深浦加奈子さんが8月25日夜、亡くなった。48歳。S状結腸がんのため。5年前にがんが発覚し、入院・手術を繰り返していた。がんと闘いながら舞台やテレビの仕事を続けてきた。

深浦さんはただの「名脇役」では決してない。小劇場が最も輝いていた時代に、最も注目されていた女優の一人だった。美しさと狂気を持った「時代の看板女優」だった。

1980年に明治大学で劇団第三エロチカを旗揚げ。89年に退団するまで劇団のヒロインとして活躍していた。第三エロチカ(主宰・川村毅)は80年代の小劇場ブームを牽引した存在だが、深浦加奈子という稀有の存在が大きな役割を果たしたことは疑いない。第三エロチカと言えば、有薗芳記と深浦加奈子だった。

小劇場ブームを象徴するのは「1985年」である。その前年の1984年に下北沢のザ・スズナリは近未来作品五劇団連続競演という企画を行った。そこで第三舞台が「宇宙で眠るための方法について」を、ブリキの自発団は「ナンシー・トマトの三つの聖痕」(片桐はいりデビュー)を、第三エロチカは「ニッポン・ウォーズ」を上演した。これらの作品が、小劇場ブームを決定的なものにした。翌85年、第三舞台は紀伊国屋ホールに進出し、野田秀樹の夢の遊眠社は初めて三菱自動車をスポンサーとして公演を行った(翌86年には国立代々木体育館で伝説の1日3作品上演)。また85年は、蜷川幸雄の「NINAGAWAマクベス」がヨーロッパで絶賛され、ワハハ本舗や新感線が頭角を現した。

小劇場出身の男優は数多くが映像でも活躍している。筧利夫や古田新太や西村雅彦や堺雅人や八島智人などなど。風間杜夫や平田満や豊川悦司、あるいは小林薫や柴田恭平や根津甚八もバリバリ小劇場出身だ。しかし、女優はというと・・・。

小劇場ブームを牽引した女優の存在も忘れてはいけない。個人的な思い入れになるけど、書いてみる。

確かに、李麗仙や緑魔子がまず、いた。つかこうへい時代の根岸季衣や岡本麗もいた。しかし、小劇場がブームとして最も輝いていた80年代中期がいわゆる「演劇第三世代」と称される時代で、夢の遊眠社や3○○から第三舞台、山の手事情社、善人会議あたりまでを指す。アニメや笑い、テレビ、近未来などがネタとなった作品が多く上演された時代だ。そこで輝いた女優には三つの系譜がある。一方に深浦加奈子や銀粉蝶という美しさとエロと狂気を内包させた女優がいた。緑魔子や李麗仙から連なる系譜だ。これ以外に、美加理や蘭堂セルから羽野晶紀に連なるアイドル系があり、片桐はいり、篠崎はるく、もたいまさこから連なる特殊反則ワザ個性系があった。

真に小劇場の悪場所を体現していたのは深浦さんらであった。円城寺あや、長野里美、柳岡香里、竹下明子、木村緑子、高田聖子、黒木美奈子、西山水木、文月遊、高泉淳子・・・美しさとパワーと狂気とエロと知性と華やかさと屈折を持っていた。つまり、その時代を背負っていた女優だった。

(思い入れで書いてるので、名前が多数抜けてると思いますが・・・ご容赦)

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2008.08.21

新国立劇場演劇研修所卒業生を朝日がレポート

2005年春に開場した新国立劇場演劇研修所は、この春、3年間の研修を経て第一期卒業生15名を輩出した。卒業はしたものの、彼らの進路はほとんど未定。一部は俳優事務所への所属が決まったというが・・・。

そんな中、卒業生の3名が8月15日開演の舞台「闇に咲く花」(こまつ座公演、作:井上ひさし、演出:栗山民也)に出演する。朝日新聞がレポートしている。

ちなみに栗山民也は新国立劇場演劇研修所の所長さん。

演劇研修所では、3年時に研究公演を何度か行っている。また、大手劇団の養成所に通っていた人が入所する場合もある。また、所属事務所の決まらない卒業生のため、研修所が「NTTアクターズ」としてマネジメント支援を行っているという。

いずれにしても、1期生が卒業し、2期生が研究公演を行い、現在2~4期生が学ぶ研修所の未来は、この1期生の活躍にかかっているとも言える。その動向を注視していきたい。

asahi.com 新国立劇場研修所の1期生、プロ俳優へ 井上作品で船出
http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY200808140258.html

新国立劇場演劇研修所
http://www.nntt.jac.go.jp/training/drama/index.html

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2008.08.20

11月にアミューズ企画の演劇フェス開催

サザンオールスターズやスーパーエキセントリックシアターや劇団チームナックスが所属する大手芸能事務所のアミューズが小劇場の劇団を集めて演劇フェスティバルを開催する。期間は11月28日(金)~12月14日(日)で、会場は新宿シアターアプル。参加するのは8劇団で、全国から集まった。

期間中、8劇団が3ステージずつ公演する。現在、アミューズには福岡の劇団ギンギラ太陽'sの主宰・大塚ムネトも所属する。次のターゲットが参加劇団の中にいるのだろうか。

参加8劇団
1、とくお組(東京)
2、白A(仙台)
3、TEAM SPOT JUMBLE(沖縄)
4、スクエア(大阪)
5、劇団あおきりみかん(名古屋)
6、グレコローマンスタイル(福岡)
7、InnocentSphere(東京)
8、劇団イナダ組(北海道)

東京劇団フェスティバル08
http://www.amuse.co.jp/stages/gekidan-fes/

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2008.08.14

終結!? 新国立劇場芸術監督交代問題

演劇人有志らによる「再請求」に対しどう回答するのかと注目されていたが、新国立劇場製作部は(勝手に)終結宣言ともとれる声明を発表した。

新国立劇場の演劇部門芸術監督の唐突な交代に対し、その経緯・手続きの詳細開示が求められていたわけだが、新国立劇場ホームページに掲載された声明は要約すると「心配かけてます、鵜山現芸術監督と話し合ってます、ご理解とご支援をお願いします」というもので、演劇人らの求めは完全に無視された状態。「あとは当事者(制作部と鵜山氏)同士で話し合いますから」というもの。

確かに、長々とこじれるのは良くないのかもしれない。現芸術監督の任期はまだ2年もある。さらに交代して着任する宮田氏にとっても気苦労が多いものとなる。なんせこじれた(芸術監督と制作部の)関係を引き継いでいかねばならないのだから。その意味で「あまり引きずらずに」と幕引きを狙ったものなのかもしれない。良く解釈すれば。

しかし、問われているのは「制作部」の「独善的」とも言うべき「手順」であり、演劇人サイドは「演劇と芸術監督に対する冒涜」とまで言及している。それに対する最良の回答は、「交代を撤回する」ことでも、「がんばります」とか「改めます」とか宣言することでもない。「演劇人と話し合いましょう」「交流しましょう」「コミュニケーションしましょう」「同じ席につきましょう」というものしかない。そういう「場」を持つことでしか回答にならないと考える。難しいことだろうか・・・。

やはり問われているのは「お役人的な処理」のような気がする。役所ならそれで済んでも、相手が演劇人だと、そうはいかないのではないだろうか。せっかくのチャンスなのだから、ぜひとも公開討論会(お役人にはつらい場かもしれないが、やり方によっては素晴らしい場となるはず)を実現してもらいたい。

下記は新国立劇場ホームページの「新国立劇場について」内「新国立劇場最新ニュース」に2008年8月4日付けで掲載されたもの。当初はトップページにリンクがあったが、今は「過去のニュース一覧」として格納されている。

新しいシーズンを迎えるに当たって
 次期芸術監督をめぐる問題につきましては、多くの方にご心配をおかけいたしております。
 鵜山演劇芸術監督は、現在ご自身の任期を全うされる前提で、来シーズン以降のための準備に入っておられ、監督と制作現場は、お互いの考えを率直に交換しながら、前向きに新制作の企画や新しい事業の構想についても話し合いを続けているところです。
 劇場といたしましても、監督とともに、わが国の演劇の発展のためより一層努力して参りたいと考えておりますので、皆様のご理解とご支援をお願いいたします。
                                                         新国立劇場制作部

新国立劇場「最新ニュース」
http://www.nntt.jac.go.jp/about/index.html

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2008.08.13

東京オンリーピックに細川徹が参加!

あの東京オンリーピックに劇団男子はだまってなさいよ!の細川徹が著名な方々と並んで参加している。もちろん、五月女ケイ子と一緒に。

東京オンリーピックは東京オリンピックではない。大ヒットした「スキージャンプ・ペア」の真島理一郎が仕掛ける新たな大企画。スキージャンプ・ペアに負けない架空の競技を15組のクリエイターが考えた。8月に劇場公開される。

参加クリエイターは真島氏のほか、国内外の15人。それぞれ5~10分のオリジナル競技映像を制作した。映像のテーマは「スポーツ×お笑い」で、表現方法はアニメ、CG、クレイ、実写など「何でもあり」としている。各競技の予告編がネットで公開されている。9月にはDVDとなって発売される予定。また、YouTubeに公式チャンネルを開設した。

なんと言っても「男子親離れ」が評判だし、「バカ近代四種」の評価も高い。「美女缶」「ロスタイム・ライフ」の筧昌也も参加。とりあえず、一本見るなら「男子親離れ」。

YouTube東京オンリーピックチャンネル
http://jp.youtube.com/user/FanworksCh
東京オンリーピック公式ページ
http://www.onlypic.org/
競技予告編動画一覧
http://www.onlypic.org/movie/

参加クリエイターと競技

・神風動画「女子ヘルマラソン」
・筧昌也「ブランカー」
・五月女ケイ子×細川徹「バカ近代四種」
・児玉徹郎「ホームアスロン」
・AC部「和卓球」
・谷口崇<名称未発表>
・江口カン「ロッカールーム」バナナマン出演
・真島理一郎「男子親離れ」「男子ヒューマニズム」
・中野裕之「男子鉄球玉入れ」
・古屋雄作「サムライコール」
・中尾浩之「巨大相撲」
・ビル・プリンプトン「ラブ・レース」
・リチャード・フェンウィック「アニマルリフティング」
・イグナシオ・フェレラス「早打ち携帯 1000文字級」

公式テーマソング
・中川翔子「Shiny GATE」(PVが東京オンリーピック仕様)

男子はだまってなさいよ!
http://www.dansiwa.com/

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ベニサンピット、閉館へ

使われなくなった町工場を再生して作られた稽古場併設の劇場「ベニサン・ピット」が老朽化のため、来年1月に閉鎖されることになった。

ベニサン・ピットは染色会社「紅三」が移転した後の工場に作られた。ニナガワスタジオや二兎社、tptなどが常時公演しており、良質の作品を生み出していた。併設の稽古場は七つあり、大型セットなども設置できるユニークな稽古場として有名だった。広い上で格安の料金設定が評価されてもいた。稽古場は83年開場、劇場は85年開場である。

ベニサン・ピット
http://www.benisan.com/studio/benisanpit.html

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文學界9月号に松尾スズキ新作戯曲掲載

文芸春秋社の月刊文芸誌「文學界」9月号(8月7日発売1000円)に松尾スズキの新作戯曲「女教師(じょきょうし)は二度抱かれた 」が掲載されている。

「女教師(じょきょうし)は二度抱かれた」は現在公演中。Bunkamuraシアターコクーンで8月4日(月)から27日(水)まで。作・演出が松尾スズキで出演は市川染五郎、大竹しのぶ、阿部サダヲなど。8月4日初日の舞台の戯曲が8月7日発売の雑誌に載ることは珍しい。

一般的に、戯曲は本番ぎりぎりまで練り上げられるのが常。よって、戯曲が完成してから印刷・製本となると時間がかかるものである。逆に考えると、掲載された戯曲と完成台本とは別ものとなってる可能性は大きい。どこがどう変わっているのかを比べるのも楽しいかもしれない。

文學界9月号
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/
Bunkamuraシアターコクーン「女教師(じょきょうし)は二度抱かれた 」
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/08_onnakyoushi/index.html

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